警察官から施工管理へ。地方から福岡へ移り、暮らしも気持ちも豊かになった転職のリアル
山口県で約9年半、警察官として働いてきた男性。24時間3交代の勤務と当直の日々のなかで、少しずつ膨らんでいった「ものづくりがしたい」という思い――。
30代半ばで「転職するなら今が最後」と一念発起し、まったくの未経験から施工管理の世界へ。地方から福岡へ移り、プライベートの時間も、暮らしの豊かさも取り戻したという彼に、転職を担当したアックスの営業がリアルな本音を聞きました。
Kさん(施工管理は未経験/アックス在籍)
- 前職
- 警察官(山口県・約9年半/交番・留置場看守・生活安全課)
- 現職
- アックスで施工管理(福岡の建設現場)
- 勤務地域
- 福岡県内

警察官として9年半 ―― 3交代と当直の日々

——まず、前職のことを教えてください。
「山口県でずっと働いていまして、警察官として約9年半ほど勤務させていただきました」
現場は、時期によって大きく変わったという。
「交番の勤務員は、基本的に24時間体制です。勤務が終わると翌日とその次の日が休み、いわゆる3交代ですね。基本はパトカーに乗って巡回するような勤務でした。その後は留置場の看守も担当して、これも24時間交代の3交代。最後の生活安全課では、8時半から17時15分までの通常の日勤になって、6日に1回だけ当直で警察署に泊まる日がありました」
拘束時間も長く、ハードな働き方だった。悩みもそこにあった。
「やっぱり、友人と休みが合わなかったことですね。あとは6日に1回の宿泊の勤務があると、どうしても季節によって体調を崩しやすかったのが、悩みの種でした」
山口の田舎から、福岡へ

Kさんの出身は、山口県北部の田舎町。人口は1万人いるかいないか、というほどの規模だという。転職を機に福岡へ出てきて、まず驚いたのは街の風景だった。
「今こうやって天神・博多に出させていただいてるんですけど、最初に来た時はびっくりしましたね。夜中でも人が出歩いてると思って」
電車の本数も、地元とはまるで違った。
「地元では電車どころか、ディーゼル車――いわゆる汽車なんです。だから夜10時には終電になるし、2時間に1本しか走ってないんですよ」
聞き手はKさんの転職を担当したアックスの営業。同じく田舎育ちだといい、思わず深くうなずくエピソードだった。
「ものづくり」への原点回帰 ―― 30代半ばで踏み切った転職理由

——警察官から、建設・施工管理を目指した理由やきっかけは?
「もともと僕自身、ものづくりに興味があって。建設に限った話ではないんですけど、趣味がプラモデルを作ることで。警察になる前は、何かそういうものを作る仕事に就ければいいなと思っていた面もあったんです」
それでも当時は、安定した職業として警察の道を選んだ。
「警察という安定した職業に、目移りではないですけど、どうしても行ってしまって。ただ続けるなかで、自分のなかで心残りというか、もう一度そういうことに目を向けるべきなんじゃないかと思ったんです」
そして、年齢が背中を押した。
「年齢も30代半ばに差し掛かって、転職するなら今が最後くらいかなと思って、踏み切りました」
なぜアックスだったのか

未経験からの挑戦。数ある会社のなかで、Kさんがアックスを選んだ決め手は大きく2つあったという。
「1個は、汚い話になるんですけど、お金の面ですね。前が公務員だったこともあって、多少なりとも給料が下がるのは承知の上で転職したんですけど、その中で一番条件のいいところがアックスさんでした」
もう1つは、勤務地だった。
「希望として出していたのが、福岡県で働くということだったんです。ただ、いざ会社を探すとなると福岡が見つからない、インターンという形で東京で働きませんか、というお声をいただくこともあって。さすがに東京は難しいかなと。その点、アックスさんは福岡で働けるところを粘り強く探してくださったので、とても助かりましたし、選んで正解だったなと思います」
営業担当と一緒に、複数の企業の面接を回った。未経験ゆえの不安もあったというが――。
「未経験なので、あれがいい、これがいいという希望があるわけでもなく。ただ本当に、大枠のものづくりというところで貢献できればいいかなと。いくつか会社を紹介していただいて、その中で今の会社で働かせていただけるのは、すごく良い経験だと思いますし、これからも続けたいと思っています」
転職して変わったこと

働き方は、警察官時代から大きく変わった。
「働き方として、警察と一番違うのは、宿直というか泊まりでの作業がなくなったところですかね。そういう面では、生活する点では楽になったと思います」
もちろん、現場ならではの大変さもある。
「工事現場は日勤だったり夜勤だったりがまちまちで、確実に決まっているものではないので。急な日勤・夜勤が入る場合は、睡眠時間の問題とか、きつい面ではありますね。ただ、警察の時よりもプライベートの時間は確実に増えました」
福岡に移ったことで、暮らしそのものも変わった。
「大学が北九州の方だったので、友人は福岡県出身の方が多いんですよ。こっちに引っ越したことで、気軽に会える友人が増えました。働き始めてから、もう2回くらい友人の家に泊まりに行ったり、他県の友人がこっちに遊びに来たり。月に1回くらいは飲み会も開けています」
そして、Kさんはこう振り返る。
「自分としては、選択は間違っていなかったなと。暮らしも豊かになったというか、金銭面というより気持ちの面で豊かになりましたね」
現場の職人は怖くなかった

未経験で現場に入る人が心配しがちなのが、職人さんとの関係だ。Kさんも、入る前は身構えていたという。
「現場の職人さんは、入る前の印象としては、ちょっと気性が荒いというか、職人気質な人が多いのかなと思っていて。多少は不安でした。でも実際に接してみると、皆さん気の良い方ばかりで。知り合った初日から仲良くしていただいて、現場に出るのが毎日楽しかったですね」
工程ごとに出入りする業者が変わるのも、現場の楽しみになっている。
「工事の工程ごとに入る業者さんが違うので、その人たちの名前を覚えて。今日はこの人が来てくれる、今日はあの人が来てくれる、と。日ごとに違う職人さんとお会いできるので、とても楽しいです」
会社のなかでも、心強い存在がいる。
「今、直属で指導してくださっているのが、年もほとんど変わらない方なんです。だからとてもやりやすいですし、気軽に話しかけることもできます。最初は不安な面もあったんですけど、働き始めてみれば周りは温かい方ばかりで、いいところと巡り会えたなと思っています」
これからアックスを検討する方へ

最後に、これから未経験でアックスへの入社を考えている人に向けて、メッセージをもらった。
「派遣という形態で運営している会社は全国に多数あると思うんですけど、その中でアックスさんを選ぼうと思われる方へ。営業さんと一緒に面接という形でいろんな会社を巡っていくんですが、皆さんとても接しやすい方々で、悩みやいろんなことを聞き入れて相談に乗ってくれます。『こうしたらいい、ああしたらいい』というアドバイスもいただけますし、分からないことがあれば、聞けばきちんと丁寧に答えてくださいます」
「これからアックスに入ろうかと悩んでいる方は、一度面接を受けるチャンスがあれば、前向きに検討していただけたら。僕も仲間が増えることは大歓迎ですので、よろしくお願いできたらと思います」
安定した職を離れる不安も、未経験で現場に入る不安も、Kさん自身が乗り越えてきた。その言葉には、これから一歩を踏み出す人への、まっすぐなエールが込められていた。
